2009年7月11日

我慢の心を養おう

テレビを見ていると人を殺した犯人に対して「なぜ、やったのか?」と問うと「誰でも良かった、ムシャクシャして誰かを殺したかった」という返事が返ってくる。泥棒した人に「なぜ、やったのか?」と聞くと「遊ぶ金が欲しかったので」と返事する。
又 時々、乳幼児を車の中においたまま母親がパチンコをする、買い物に夢中になる、その間に閉めきった車の中で子供が亡くなっていたという話も聞く。

半世紀前、私が本屋を開業した時に問屋さんから「本屋は万引が多いから気をつけて下さい」と教えられた。
たしかに万引は色々なケースで出会った。
でも、その頃は「この本が欲しい・・・だけどお金が無い、誰も見ていないから持って行こう」というような本当に、その品物が欲しくて万引するケースがほとんどだったと思う。
50余年経った今は違う。
この本を万引して古本屋に売り、その金を遊び代に使う・・・・というケースが多くなった。
遊ぶ金という言葉。これは何だろう。
金が無くては遊べないのだろうか。
そんな世の中になったのだろうか。

こうして書いてみると大人も子供もみんな、金を得るためなら、何でもする時代になってしまった。
スーパー、コンビニ、その他が日本中をくまなくおおい田舎だから都会だからという境目も無くなった。生活は便利になったと皆思っている。
例えば、物価が下がると「助かるわ、安く買えて」と主婦は喜ぶ。
そんな時、私はすぐ思う。安く売るために生産者がどんなに苦労している事か。それだけ利益は薄くなっているのに・・・・・・と。

寒い時期には暖房が入り暑い時期にはクーラーはつけてある。扇風機をかけて仕事をしていた時に書類が散らばって困った時を思い出す。
それよりも、その扇風機すら無い時にはタオルを水で絞って背中や首にまいたりして又、庭に打ち水をしたりして暑さを凌いだ日が懐かしい。

人間は皆それなりの知恵を持っているので、その知恵をプラスに使ってゆけば思いかけず素晴らしい発見をする。
マイナスに使ってしまえば必ず犯罪に走る。オレオレ詐欺(今はもっと進化しているが)をする程の知恵をプラスに使えばいい仕事が出来るのに・・・と私はいつも思っている。
ムシャクシャしたからと云って衝動的に何も考えずに殺人に走る。そこで一分考えてみてほしい。
万引は犯罪なんだと思い返してほしい。
若いお母さんも子育て時代は忙しくて、とても大変だと思うけど、そんな時代はせいぜい4~5年だけ。子供はどんどん大きくなってお母さんのヘルパーにすぐなるものです。
長い人生の中の、そのほんの一瞬みたいな時間の間は子育てと生活本来の仕事に集中してほしい。子育ては片手間や遊び仕事ではなく、人間の一生の中で親にとっても、とても貴重なかけがえのない時間である事を忘れないでほしい。

我慢した時代が懐かしい日が必ず訪れます。

お子さんは親を見ています。
家庭の躾はきっちりやらなければ後で後悔しても取り返しがつきません。

学校教育も大きなウェイトを占めているので文化省にもしっかりお願いしたいと思う。
そして最後に、もっと大きな教育の場には読書です。
本好きな人、本を読んでる人には私が書いてきたような事は先ず起こりません。
本好きな人間に育ってほしい。それが私のライフワーク。
その為に子供の時の読書への誘いはとても大切です。

イセザキ書房では紙芝居からスタートさせました。
紙芝居→絵本→児童書→そして本好き人間が育ってほしい。これが私の残る人生のすべてです。一人でも多くの本を読んでほしい、これが私の誓いのすべてです。
人間はうんと腹に力を入れて我慢するという事をやればやる程、その人の厚み、深さ、頼もしさが生まれてくるものです。
我慢するという事は苦しいものではなく喜びに繋がる快適なものだと私は考えております。


来る8月27日(木)深夜 日本テレビで
「ギフトそれは贈り手を映し出す鏡
あなたなら今の世の中、何を贈りますか」
日本テレビHP

イセザキ書房が、この番組で放送されます。
深夜ですが、観ていただければ光栄です。



赤い梯子が特徴の本屋です。



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イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308 FAX: 045-261-3309
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2009年7月4日

介護士の人達に生き甲斐を喜びを

人間はみんな年を重ねます。一人残らず。40代、50代の人生の盛りの時には誰もそれを予想する事が出来ません。少なくとも自分の事に関しては。
戦前の日本は大家族主義で、ほとんどの家庭に祖父、祖母がいて両親がいて子供がいた。孫は嫌でもじいさん、ばあさんの体力、知力の劣えてゆく様を同じ家の中で目のあたりにして誰に教わる事もなく人間の年をとってゆく姿を見て育っていった。
祖父母と孫の間の愛情も一つ屋根の下で寝食を共にする事で家族としての強い絆も生まれて来た。命の大切さ、尊さも身近に感じて自然に身につけた。

戦後、いわゆる格家族時代になると祖父母とはたまに会う程度で家族の一員という感覚はうすれて来た。又、年寄りの生活というものを身近に見ないので頭で分かっていても肌で感じる事は少なくなった。そして、祖父母のどちらかが、いずれ亡くなると老人の一人暮らしが始まる。
今はこれが普通になっている。

還暦を過ぎると人間は年令通りには老いてゆかない。夫々、異なった道を歩むようになる。
体のどこかに不調をきたし、心の中に淋しさと不安が拡がる。
若い時は「よかったなー」と思っても、もう若い時代には戻れない。
はっきり表現すれば「死」へ向って一歩一歩、歩んでゆくばかりになる。
そこに年金、医療介護の問題が起きてくる。

安心とは名ばかりの負担先送りを許すな
改革とは名ばかりの朝三暮四を許すな
と云う経済学博士も存在する

健康保険にも沢山の問題が起きている事は皆様、ご存知の通り。
介護の問題はもっと深刻だと思う。
介護士というのは絶対絶命必要な職業です。これからますます必要性が増すと思うけど現状は将来への明るさは感じられない。
保育士 ベビーシッター チャイルドマインダー 介護福祉士 社会福祉士 ケアマネージャー
いずれも国家試験に合格して職場へ入る。
何が一番重要かは一概に云えないが老人の問題は(一部金持ちを除けば)切実だと思う。
私は時にして楢山節考(深沢七郎著)を思い出すようになった。
生かさず殺さずの状態になるなら山奥へ捨てられた方がいいかも分からない。

老人介護の職場で働く人達が生き甲斐を持って仕事に従事出来るようにしてほしい。介護保険制度については私はよく分からないが。
「だまされないための年金・医療・介護入門 
社会保障改革の正しい見方・考え方」
鈴木亘/著

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2009年2月
税込価格 1,995円

詳しく出ております。

私が申し上げたいのは高級な施設ではなく、ごく一般的な県や市が運営している施設の場合、職員の定着率が非常に悪い。
入居者の言葉を借りて書かせて頂くと
「とても親切でありがたいです。家の者よりずっと優しい。嬉しいです。」
その後に続く言葉が「よくしてくれる人程、退めて行く人が多いです。もっと居て下さいよ」と云うと「おばさん20万円の月給では結婚出来ないんですよ」と云われるそうだ。
答えようがないわねと淋しげにいった。

例えば居住者同志で体の使える部分を利用し合うとか、大学生のボランティアに定期的に入ってもらうシステムを作るとか又、他から入れてお話し会、紙芝居会を催すとか。
保育園の子供達と一緒に過ごすチャンスを作るとか、人間のふれ合う時間を絶え間なく準備する事でしょうか。

そして最後に私は国会議員さんとか高級官僚の方々へ給料をカットしてまわしてほしいと思います。
国会を一回聞けば二億円がいるとか(本当ですか)何かの本で読みましたが。
すればダラダラした国会をせずもっと実のある論議を誠実にやってほしい。
そして浮いてきた金をまわしてあげて下さい。
一律消費税をアップは酷すぎます。消費税率を動かす大変なコストが庶民にかかること、ご存知でしょうか。
又、我々庶民も何もかも国頼み、お上頼みばかり考えずに現状で自分の出来る事はしっかりやりましょう。生き方を変えましょう。出来る事を死ぬまでやりましょう。
私は死ぬ前まで働く事を広言しています。恥ずかしいとは思いません。
みんな、みんな精一杯に人生を充実させましょうではありませんか。

介護に関する本を少し紹介しておきましょう。

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「最新図解でわかる介護保険のしくみ」
最新版
服部万里子/著

出版社名 日本実業出版社
出版年月 2007年5月
税込価格 1,575円
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「認知症 家族はどうしたらよいか 
症状・診療・在宅ケア・介護保険
不安を抱え込まないつきあい方」
長谷川和夫/監修

出版社名 池田書店
出版年月 2009年6月
税込価格 1,365円
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「ひとりで学べる!介護福祉士過去問トレーニング 
重要過去問演習で確実に得点力アップ!」
2010年度版
ひとりで学べる!
小林謙一/監修 橋本正明/監修

出版社名 実務教育出版
出版年月 2009年7月
税込価格 2,100円
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「いちばんわかりやすい!介護福祉士合格テキスト
10年版
いちばんわかりやすい!」
寺島彰/監修 コンデックス情報研究所/編著

出版社名 成美堂出版
出版年月 2009年7月
税込価格 2,310円
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「介護福祉士受験ワークブック 2010上
介護福祉士受験ワークブック編集委員会/編集」

出版社名 中央法規出版
出版年月 2009年7月
税込価格 2,940円
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「介護福祉士試験集中テキスト 
短期間で重要項目を攻略!」
10年版
コンデックス情報研究所/編著

出版社名 成美堂出版
出版年月 2009年7月
税込価格 1,680円
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「医療・介護の現場で働く人の接遇の教科書 
患者・利用者の心にひびく接し方」
雨宮惠美/著

出版社名 中経出版
出版年月 2009年7月
税込価格 1,470円
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2009年6月27日

折り紙を折ってみませんか

折り紙、折れますか?折ったことありますか?
鶴は折れますか?カブトは折れますか?
戦中、戦後暫くは、おもちゃも絵本も今のように多くはなかったので子供達は母や、妹、それから友達に教えてもらいながら折り紙遊びを楽しみました。

あやとりという遊びは知っていますか?

「かならずできるあやとり」
尾原昭夫/監修

出版社名 ひかりのくに
出版年月 2001年4月
税込価格 1,239円


ヒモ一本あれば両手を使ってどんどん異なった形が作れる一人遊び。考えながら楽しみながら、形がどんどん変化してゆく。難しい形ができると「見てよ、見てよ」と得意がって見せ合いました。
これは一種の頭の体操(当時はそんな言葉なかったけど)だったんですね。

今はおもちゃがありすぎて選ぶのに苦労する時代ですが道具を使わなくても楽しい遊び方のある事をお母さんにも知ってほしいと思います。
私も子育て時代に子供にせがまれると、ついつい買い与えて、おもちゃを押入れいっぱいになってしまい夫から「これはよくないぞ、これからおもちゃを買うのは誕生日とクリスマスの時だけにしよう」と決めた事がありました。
その代わりに本はどんどん与えました。今度は本がいっぱいの本棚が増えていきました。中学生の頃だったか、歴史上の人物について質問を受け私がきちんと答えられなくて夫と息子に笑われた日の事も今から思うととても懐かしい思い出になりました。

折り紙とか、あやとりはお年を召された方々にも喜ばれます。千羽鶴など折っておじいさん、おばあさんの部屋に飾ってあげてください。喜んで頂けると思います。
折り紙の本は色々ありますが外国の方へのプレゼントには最適です。
そこで、イセザキ書房では「英文の折り紙」の本を準備いたしました。
近々のうちにホームページの中へ掲載いたしますのでお土産等にぜひさし上げてください。
日本人は手先の仕事が得意ですからPRにもなると思います。



「つくろう、かざろうきせつのおりがみ」
小林一夫/監修

出版社名 ひかりのくに
出版年月 2000年11月
税込価格 924円



「親子でつくろう!遊べるおりがみ」
山梨明子/監修

出版社名 成美堂出版
出版年月 2001年12月
税込価格 1,050円



「あそぼう!男の子のおりがみ」 
山口真/著

出版社名 西東社
出版年月 2008年3月
税込価格 798円


地球時代の今、外国人の方々とのお付き合いも増えてゆくと思います。そんな時イセザキ書房のホームページを開いて参考にして下さい。


※クリックで画像拡大

手すき千代紙(税込¥735)




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2009年6月20日

海賊対処法が6月19日に成立した

私は敗戦後の物の無かった時代を子供心に知っているので100年に一度の不景気を云われても食べ物があるだけまだましだと思っている。
しかし日本は資源の少ない島国なので海運に頼らなければとても現状のような平穏な暮らしは不可能である。デパートにもスーパー、コンビニにも又、街の商店にも物があふれているこの景色を見ていると、これが普通だと、ほとんどの人は思っているようだ。生まれた時からこういう中で育ってきた人達がそう思っているのは当然かも分からない。

しかし、もし海運業に何か事が起こって資材製品、そして食料品の輸入が止まったらどういう事になるか考えてみたことありますか。
そういう私だって本質的な事については無知に近い人間です。細かな数字等は分かりません。ただ、私の店(イセザキ書房)は50年前から世界中の大きな港に行来する船に”本”を納入してきたので常に世界地図を見ながら商売をやってきました。ニューヨーク向けの船に大きな本を一冊入れ忘れた為、息子のアメリカ旅行の際に大手船会社のニューヨーク支店まで届けた事もありました。そんな関係で世界中の港の大体の位置は頭に入っております。
日本の代表的な港の 横浜 神戸 というところが世界中の総体的な地位が落ちてきている事も胸の痛いところです。東南アジアはシンガポール、香港には負けています。

それはともかくとしてソマリア沖で海賊が続発し被害が出ている現状で日本の丸腰の商船は危くて航海できなくなっています。そうでなくてもシンガポールを出港してマラッカ海峡に入る時はキャプテンはかなり緊張するらしくメールの中によく「これからマラッカ海峡に入りますので気持ちが引き締まってまいりました」とか「マラッカ海峡をやっと無事抜けられほっとした所です」という文章を送って頂きます。
しかしこれは自然環境の問題だけです。
今回のソマリア沖の問題は極端にいえばいつ銃撃を受け人質にされるか分からないという命をはっての航海です。海賊はロケットランチャーなどで重装備している。



みんな仕事は命がけで働いていると思いますが船の乗組員の場合は頼るは船と本社との無線連絡だけです。これを放っぽり出しておくという事は政府としては責任があると思います。
私は肉親は乗船しておりませんが私の大事な読者という身内の身が案じられてなりませんでした。
地図を観て下さい。ソマリア沖から紅海に入らねば南アフリカ共和国(来年のサッカーワールドカップ主催国)の喜望峰をまわってたら2000万~3000万円の追加費用を要するとの事。
アデン湾を通過する日本関係船は年間2000隻。貿易総額は14兆円。
一日も早く自衛隊の護衛を必要としているのです。

重ねて書きます。
今、私達のとにかく平和で好きなように生きられるのはこういう船舶にたずさわる人々の努力によって支えられているという事を忘れないで下さい。
更に加筆すれば船の乗組員の方々は読書家です。いつもよく読んでおられます。
恩恵を受けている私達もせめて世界地図を読んで下さい。そして世界の動きの生の姿をしっかり頭に入れようではありませんか。


※地図参照
「’09 今がわかる時代がわかる 
世界地図」
SEIBIDO MOOK
正井 泰夫 監修
出版社名 成美堂出版
税込価格 1,680円






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2009年6月13日

世の中の進化は人間を幸にするのだろうか

宮本常一という方をご存知でしょうか?
(1907年山口県大島郡家室西方村に生る)
(1981年(昭和56年)74才で没す)
宮本常一が撮った昭和の情景(上)
宮本常一が撮った昭和の情景(下)
¥2800+税
毎日新聞社

 


画像もこちらの本からお借りしました。

宮本常一は日本の主に辺境の地の写真を10万枚以上撮った人である。
上巻は昭和30年以降の写真が主なので30年代の人々がどんな生活をしていたか、どんな環境の中で生きていたかという事が実感として伝わってくる。
下巻になると昭和40年代、50年代に移っている。



私は昭和31年に書店を開き以後、時代に翻弄されながら生きて来たので、この写真を一枚一枚めくってゆくと歴史の本を読むよりもずーっと日本の庶民の歴史が理解できる。
表面に出てくる日本の歴史は政治中心。そして大企業中心の経済が主役である。
しかし、宮本常一の撮った昭和の情景は東京、表参道や赤坂でも庶民が中心の写真ばかりである。そして底辺でしっかりと日本を支えているのは内閣でもなければ有名企業でもなく、この写真に出てくるような名も無い庶民であるという事がしっかり伝わってくる本である。
宮本常一の著書に「忘れられた日本人」とういう有名な本があるが、彼はやはり昭和を代表とする旅人だったと今、思っている。
又、彼の父も偉大である。
学校を出ている訳でもないが人が生きるという事はどういう事かという事を息子にしっかり教えている



①汽車へ乗ったら窓からよく見よ。田や畑に何が植えられているか、育ちがよいか悪いか村の家の大きいか小さいか、屋根瓦か草葺か、そういうこともよく見る事だ。駅へついたら人の乗りおりに注意せよ、そしてどういう服装をしているか気をつけよ。また駅の荷置場にどういう荷がおかれているかよく見よ。そういう事でその土地が富んでいるか貧しいか、よく働いているかそうでないところかよく分かる。

②新しくたずねていった所は必ず高い所へ上って目立つものを見よ。目を引いたものがあったら必ず行ってみよ。


③金があったら、その土地の名物や料理は食べておけ。


④時間がある限り歩け

⑤金というものは儲けるのはそんな難しくない。しかし使うのは難しい。それだけは忘れぬように。

⑥私はお前になにもしてやれない。だからお前には何も注文しない。好きなようにやってくれ。しかし身体だけは気をつけろよ。30才すぎたら親のあることを思い出せ。

⑦困ったり病気になったら、故郷へ帰って来い。親はいつでも待っている。

⑧これから先は子が親に親孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならぬ。


⑨自分でよいと思った事はやってみよ。それで失敗したからといって親は責めはしない。

⑩人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせる事はない。自分の選んだ道をしっかり歩いていくことだ。


宮本常一のまなざしより本文抜粋
¥3150
佐野真一/著


小学校も出ていない、ごく普通の人がこれだけの事を子供に伝えたというのはすごい事だと思う。
でも、少し前までは極く普通の人の中にこういうタイプの日本人は沢山ではないが居た事は私も知っている。

大体1980年頃までの写真だけど私は皆にこの写真集を見て頂きたい。
特に高級官僚と政治家に手にしてほしいと切望する。
この写真の中に出てくる笑顔を知ってほしい。
この写真の裏にひそんでいる庶民の苦渋の心中を分かってほしい。
悲しい事だけど私は今の政治家を全面的に信用する事が出来ない人間の一人である。
どんどん金を使って足りなくなったら色々な理由を作って消費税を上げればよいと考えているように思えて仕方がない。


消費税が5%から12%になったらどういう事になるか、総理以下の偉い方々は分かってらっしゃるのだろうか。この上下巻2冊の写真集をぜひ買って読んで下さい、観て下さい。
日本を支えているのは誰かと云う事がよく分かると思います。



世の中がどんなに便利になってもそれと人間の生きてゆく幸福とは比例しないと思う。
もっと人間の生きるという事の原点に立ちかえり上も下も誠実に生きてゆこうではありませんか。






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2009年6月6日

大型紙芝居のご案内

日本の昔からの文化、紙芝居は戦後暫くお休みしていました。
映画、そしてテレビに押されておりましたのね。
でもここ最近、紙芝居のよさが見直されてあちこちでその価値を再認識されてまいりました。
母と子で絵本を読む、おばあさんから昔のお話を寝る前に床の中で聞くというような事に相通ずる、人間味あふるる読書と申しますか、お芝居を観ると云うべきか人の血の通った暖かさがあるところが魅力ですね。私共イセザキ書房では紙芝居から絵本へ、そして児童書へ・・・・とつながってゆき本好き人間が一人でも多くなる事を願っております。
紙芝居在庫はしっかり揃っております。
在庫一覧表はホームページの紙芝居の中へ入っております。

紙芝居といえばすぐに子供さんと思い出しますが今は子供さんばかりではなく、お年を重ねて来られた方々も昔懐かしさで喜んで観ていただいております。

又、企業教育とかこの頃多い事故(広い意味)に会った時の予行練習の教材にも使われております。この手造りのお芝居の良さはまだまだ多方面で利用出来ると思います。
イセザキ書房では通常の紙芝居より一まわり大きい舞台と紙芝居も準備いたしました。
広い講堂とかお寺等で大勢の人に観ていただくには大きいサイズが重宝かられております。
普通サイズに比べればまだまだ数は少ないですが一通りご案内いたしましょう。

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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大
大型紙芝居シリーズ
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「あひるのおうさま」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「くれよんさんのけんか」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大



「たべられたやまんば」
定価9975円(本体9500円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おとうさん」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おおきくおおきくおおきくなあれ」
定価6300円(本体6000円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「みんなでぽん!」
定価6300円(本体6000円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おだんごころころ」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「こねこのしろちゃん」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「なんにもせんにん」
定価8400円(本体8000+税)
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紙芝居は観るばかりでなく演ずる喜びも大きいのです。
同じ紙芝居でも演じて手によって随分異ります。
演ずる練習も楽しいのでぜひやってみて下さい。
大きな声を出す事は体にもよい事です。
又、人間以外の物になって話すのも面白いですよ。
さあ、紙芝居を演じて観せて人の心と心のふれあいに人間の幸を勝ちとって下さい。

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2009年5月30日

日本人が働きすぎという時代は終った

毎日のニュースで働き場を追われた人達の事が数字で発表される。
これは確かにつらい現実の問題だと思う。

私は長年いつも注意して見ている事がある。それは商店の店頭に『アルバイト募集 時給○○円』という求人広告の下げ札のかかり方の様子である。これが多くなってくると「今、求人は難しいな」と考え、それがあまり見当たらなくなってくると「今なら求人出来るな」と思ってきた。

零細小売店はみなそうかも分からないけど(書店)などという荒利の少い小売業は人件費にも限界があり、いつもそれを注意していないとやってゆけないのが現実である。
テレビや新聞でこんなに人が余っているのに手間がなくて困っている所が今現在も沢山ある。勿論、職種を選ぶのは当然だと思うし、より安定した職場を望むのも私にもよく分る。
でもなぜか、人余り時代というのに人手不足の所が多いというのは何がそうさせているのだろうか。
私は求職者の事を詳しく調べた訳でもないのでよく分らないというのが本当のところである。

私は生まれた時から戦争していたし戦争の中で育ち物心つきかねた時、敗戦により占領下の中で小・中・高を過ごし高校三年の秋、やっと独立国になった。そんな時代に国民が生きてゆくには働かなくてはならなかった。

又、衣も食も住も自分の手を使わざるを得なかった。
例えば学校の制服も古着を染めて手造り。食事は貧しいながらも色々考え、米の粉を石臼で引いて作りおだんごを造るとか。雨漏りがすれば屋根瓦を置きなおして自分で修理する。停電すれば開閉器を開けて自分でヒューズを直す。季節が変る毎に母は子供の為の着る物を縫ったり編んだりして準備する。子供もそれを手伝いながら方法を覚えてゆく。
こんな少女時代をすごした人間にとっては当り前と思う事が時々出来ない若者に出会ってとまどう事があった。例えば店の蛍光灯が切れた時「取りかえてほしい」と云うと「やり方が分らない。やった事がない」という大学生に何度も出会って驚いた。そして更に先輩達は「普通ですよ、みんな出来ないですよ」とすました顔をしているのに又、驚いた。
これはほんの一例。手を使って何々をするという事がほとんど未経験の人間が増えてきた。

ものづくり日本と胸をはって云えるのは丁度今、定年退職してゆく年代までのような気がしてきた。
器用な人間が減ってしまった。
もちろん例外もあるが総じて気力に乏しく外見を飾り立てる事しか力を注がない人間がふえてきた。じっくり本を読むという若者が減ってしまった。

東南アジアの中で群を抜いて優秀な技量経験やる気を持っていた日本人はそろそろ第一線から消えてしまいそうな不安も感じる。教育が原因だったのか少しばかり成金(高度成長期)になったおかげで貧困時代を忘れたのか分らないけどもっと日本人は誠実に働くという事を思い起こそうではありませんか。
働くという事を忘れないでほしいです。

私は何度も書くが休日が多すぎます。
高速道路のどこまでも¥1000というのも休日だけというのは間違っていると思う。普通の日こそ値下げして物流の車を楽にしてしかるべきだと思います。
政府が率先して遊ぶ時間を提供しなくても日本人は遊ぶ人は充分遊んでます。
本当に困ってる人の事を少しばかり選挙のためにあちこち周っても真実はつかみ切れておりません。日本人はもっと働く事に意義を見出そう
内面の充実に力を注ごう。それには先ず本を読む事です。

私の好きな本を並べてみます。
興味のある方はぜひ、読んでみて下さい。

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「午後の曳航」
改版
新潮文庫
三島由紀夫/著
出版社名 新潮社
税込価格 380円












「駅路」
改版
新潮文庫 傑作短編集 6
松本清張/著
税込価格 660円












「容疑者Xの献身」
東野圭吾/著
出版社名 文芸春秋
税込価格 660円












「ダブル・ファンタジー」
村山由佳/著

出版社名 文芸春秋
出版年月 2009年1月
税込価格 1,780円








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